作家計画

仕事の合間を縫って自転車で47都道府県走りたいと思っています。

名古屋から京阪神そして姫路城・赤穂までのサイクリング Day1 名古屋ー彦根

こんにちは

 

 前々回のサイクリングで名古屋から東京(埼玉)まで、おおよそ東海道に沿って走ってきました。

 ということは名古屋から京都三条大橋まで走って東海道完走ということになります。

 

 完走と言って、静岡県内は太平洋岸自転車道を走ったり、神奈川県内では途中の藤沢から北にそれたため日本橋まで行っていなかったりと、大分適当な東海道完走です。

 

 今回のルートも実はほとんど中山道を走っています。

 実際に走った東海道は宿場町でいうと岡崎城下~藤枝宿、由比宿~藤沢宿、そして今回走った区間草津追分~京都三条大橋ということになりました。

 

 47都道府県走破のときはなるべく近世の街道をなぞるように走り、宿場町や城下町の景色を見ていきたいと思っているのですが、体力気力の問題でなかなか初志貫徹とは行きません。

 

 そんなわけで初日はほとんど主要街道ですらない(なんなら最近開通した県道・市道)を走っていきます。

 

 

f:id:zzw345:20200704154429j:plain

名古屋城から彦根まで77㎞

 

第1日

2020.06.05

 

 一筆書きの要領で日本全国を走り回ることにしたのだが、週末の2日間を1日中で走ることができるのは名古屋を中心に北は群馬・栃木・茨城の北関東、南は徳島・和歌山、西は本州の新幹線沿線に限られてくるようだ。

 

 天候が読めない梅雨に有給を取得して2泊以上のサイクリングは雨に降られる可能性が高まるので、6月~7月の間は比較的近場しか走れそうにない。

 今回は名古屋から西へ岡山を目指して進むこととなる。

 目標は岡山県と設定したが、前後のディレイラーが不調を極める愛車で無理もできないので、いつでも輪行ができるように駅間隔の比較的狭い兵庫県内で(できれば兵庫県の最西部)サイクリングを終えてもよしとしよう。

 

 サドルバックに2泊分の荷物と輪行バッグを詰めて出社、定時きっかりに退社。

 その足で帰宅時間の渋滞が激しい県道63号名古屋江南線を走り抜け、岐阜・愛知県道18号をも走り抜け尾張一宮岐阜羽島、大垣と進む。

 

f:id:zzw345:20200704161010j:plain

名古屋城清州櫓

本日のスタート地点 開始時刻が18時前なので既に薄暗い

 

f:id:zzw345:20200704161238j:plain

サガミで夕飯

初日はすぐに日が暮れたこともあり、写真がほとんどない。

撮った写真は4枚、使える写真は2枚しかなかった。(この写真を使えると判断すれば)

 

大垣で完全に日は暮れたが、走行距離はまだ35kmと全く走り足りない。

 岐阜羽島のサガミで夕飯を食べ過ぎたので、お腹を空かせるためにも関ヶ原まで走ることにした。

 

 東海から近畿へと地方が変わる関ヶ原は緩やかなアップダウンが続き体力を少しずつ消耗させていく、21時を過ぎてまさか路肩を自転車が走っているなんて思っていないトラックが猛スピードで抜かしていく。

 脚よりも先に精神が参ってしまう。

 せめて街灯があれば少しは穏やかな気持ちになれると思うのだが、そんなもの関ヶ原にはない。

 天下分け目の大決戦の地に街灯を求めるなんて間違っている。お前はそれでも歴史学者を志す若者か?街灯や電柱は関ヶ原の景観に合わないではないか。

 と自分に言い聞かせていたら爛々と輝くパチンコ屋があった。

 灯りが道路全体を照らしている。路肩の浮き砂までよく見える。やはり、街灯ぐらいあっても良いではないか。

 

 本日の目的地、関ヶ原町にはホテルがなかった。仕方なく米原へ向かう。

 関ヶ原町の中心部から数キロ緩やかな登りが続き、県境を越えるとあとはずっと下りだ。

 あっという間に米原駅についた。駅前にはマンションと東横イン

 しかしどうにもこぎ足りない。それもそのはずで名古屋から米原まで70kmにすら達していない。

 調べてみると彦根にも東横インがあるらしい。折角なので彦根まで走ってしまおう。そうすれば翌朝はのんびり朝食バイキングが楽しめる。

 

 彦根駅から200mほど離れたところにある東横インはスケボーを楽しむやんちゃ坊主が付近を走り回っていたこと以外は何の問題もなかった。

 しかも米原駅前より安く、部屋からは彦根城を望むことができた。

 本日の走行距離は77㎞、大した登りもなく体力を温存できた。明日は1日中走って兵庫県に入りたい。

 

f:id:zzw345:20200704161500j:plain

翌朝、カーテンを開けると彦根城天守と天秤櫓が見えた。

窓から見ると存在感がすごかったのだが、写真だと微妙だ。